フリーランスが無料で仕事を引き受ける範囲とは?不利にならない働き方を目指そう

  • 2021年12月17日
  • 2021年12月1日
  • 働き方

フリーランスの中には、「無料で仕事を依頼された」、「どこまでの範囲を無料で引き受けるべきか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

特に、コンサルタントやマーケターなど、納品物を提出するのではなく、相談やアドバイス等が仕事内容になる職種は、無料で引き受ける範囲を区切るのが難しい傾向にあります。しかし、無料で仕事を引き受けてしまうと、効率的に収入を得られず、労働力を搾取されてしまう可能性があります。

本記事では、フリーランスが無料で仕事を引き受けるケースやフリーランスが無料で仕事を引き受けるべきでない理由について解説します。この記事を読むことで、不利にならない働き方を目指すためのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスが無料で仕事を引き受けるケース

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フリーランスが無料で仕事を引き受けるべきケースには、どのようなケースが考えられるでしょうか?フリーランスが無料でも仕事を引き受けるべき主なケースは以下の通りです。

  • 経験を積める
  • これからの仕事に活かせる
  • 手間がかからない
  • 知名度を上げられる
  • 社会的価値がある
  • 協力したい理由がある(知人の依頼など)

もちろん、前提としてフリーランスは無料で仕事を引き受けるべきではないですが、上記のような場合は無料で引き受けてもメリットを得られる可能性があるといえるでしょう。

例えば、社会的価値があることを無料で引き受けることで、引き受けた仕事にボランティアの意味合いを込めることができます。また、経験や知名度、将来的な仕事につながるのであれば、無料で引き受ける価値がある可能性が高いです。

ただし、フリーランスが無料で仕事を引き受ける際は、あくまで「自分の意思である」必要があります。

フリーランスが無料で仕事を引き受けるべきでない理由

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パンダくん
パンダくん
フリーランスはクライアント企業から無料で仕事を依頼された場合、どのように対応すればいいのでしょうか?ここでは、フリーランスが無料で仕事を引き受けるべきでない理由について紹介します。

理由1:効率的に収入を得られない

フリーランスが無料で仕事を引き受けてしまうと、効率的に収入を得られない可能性が高まります。基本的にフリーランスは業務ベースで契約を行うため、業務範囲外の仕事をしても収入が発生しません。

また、仕事をやった分だけ報酬が発生する成果報酬が採用されているケースが多く、無料で引き受けても収入を得られないのです。

フリーランスにとって時間をどのように使うかは収入に大きく関係します。収入を安定させるためにも、フリーランスは無料で仕事を引き受けずに、時間を有効活用することが大切です。

理由2:低い単価を設定されてしまう

フリーランスが一度無料で仕事を引き受けてしまうと、クライアント企業から低い単価を設定されてしまう可能性があります。無料で引き受けてしまうとフリーランスに対する報酬の基準が下がってしまうのです。

低い単価で仕事を受注していると、効率的に収入を得られずに収入が安定しにくくなります。また、企業と長期的な関係を築くためには、相互が単価に関して納得した上で仕事を進めていく必要があるのです。

クライアント企業が提示する報酬が低いと感じたら、無料で引き受けた仕事とは線引きをして、希望の報酬額を伝えることが大切です。

単価の交渉術に関しては、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスの働き方で大切な単価の交渉術とは?流れを解説

理由3:クオリティが低くなる

無料で仕事を引き受けてしまうと、報酬が発生しないことがわかっているので、自然と仕事のクオリティが低下してしまうことがあります。

十分な報酬をもらっている場合は、できるだけ期待に応えようと気になる箇所があれば、改善する人が多いです。一方、無料で仕事を引き受けていると、多少気になる部分があっても「無料だから」という理由でそのままにしてしまうことがあります。

仕事のクオリティが低くなってしまうと、実績として他の案件を獲得する際にアピールできず、クライアント企業と長期的な関係性を築くことができません。

契約しているクライアント企業にも迷惑をかけることになるので、しっかりと報酬をもらって金額に見合うように仕事をこなすことが大切です。

不利にならない働き方を目指すためには?

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フリーランスが不利にならない働き方を目指すためにはどうすればいいのでしょうか?

まず、仕事を引き受ける際に、無料で案件を引き受けるメリットがないと判断した場合、しっかりと業務に見合った報酬を請求するようにしましょう。相互が納得した上で仕事を進めないと、後々トラブルが発生しやすくなります。

また、修正は何回までか、どの範囲まで業務に含まれるかなど、詳細を明確にすることが重要です。業務範囲のボーダーラインが曖昧だと、どこまで仕事を進めるべきかわからなくなってしまいます。

自分で営業活動を行なっているフリーランスの方は、料金表等を作成するとクライアント企業にも理解してもらいやすいでしょう。

理想的なフリーランスの働き方を実現しよう

今回の記事では、フリーランスとして活動している方に向けて、フリーランスが無料で仕事を引き受けるケースやフリーランスが無料で仕事を引き受けるべきでない理由について解説しました。

知名度や経験、社会的価値など、無料で引き受けることで何かしらのメリットを得られる場合は、無料で仕事を引き受けてもよいでしょう。一方、明らかに不当な依頼と感じた場合、しっかりと業務に見合った報酬を要求するようにしてください。

フリーランスは企業に所属しない働き方であるため、弱い立場に置かれることがあり、労働力を搾取されてしまう可能性が潜んでいいます。クライアント企業と同等の関係性を築くためにも、業務範囲を明確にして業務に見合った報酬をもらうようにしましょう。

パンダくん
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