好きな時間や場所で働けるフリーランス。自由度の高い働き方に憧れてフリーランスを目指している人も多いのではないでしょうか?
実際に、ランサーズ株式会社が実施した調査によると、フリーランスは2021年時点で1,670万人存在することが明らかになりました。1年以内にフリーランスになった人が500万人となっており、フリーランス人口が急激に拡大していることがわかります。
しかし、未経験でフリーランスを目指すことはできるのか不安に感じている人もいるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、未経験のフリーランスが取るべき行動について解説します。
この記事を読むことで、未経験からフリーランスを目指す方法を理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
参照(※1):フリーランス実態調査 2021
フリーランスの仕事は未経験でも受けられる?
フリーランスの仕事は未経験でも受けられるのでしょうか?結論から述べると、未経験でもフリーランスの仕事を受けること自体は可能です。しかし、「未経験応募可」などの案件だと単価が低く設定されている可能性があるので、単価を確認する必要があります。
クライアント企業としてはフリーランスに即戦力を求めており、経験のあるフリーランスは通過率が上がりやすいです。未経験だと書類審査の時点で落とされる可能性も十分にあり、競争率の高い案件(高単価の案件)を獲得するのは難しいといえます。
未経験でも可能としている案件は、専門知識やノウハウを必要としない作業的な内容のものが多く、フリーランスの仕事を通してスキルアップを目指している方にもおすすめできません。
未経験の状態で高単価の案件を獲得するのが難しいことがわかりましたが、未経験でフリーランスを目指すにはどうすればいいのでしょうか?次章で未経験のフリーランスがするべきことを確認しましょう。
未経験のフリーランスがするべきこと
会社で経験を積む
いきなりフリーランスとして独立するのが不安という方は、会社で経験を積むといいでしょう。会社である程度の経験を積んでから、フリーランスに転身するという方法です。
フリーランスに対しては研修の場が提供されませんが(自分で学びの場を作る必要がある)、ほとんどの会社では研修を受けられます。スキルアップに役立つ研究からビジネスマナーに至るまで、様々な知識やノウハウを身につけられますので、会社員として経験を積むのは有効な手段です。
実際に中小企業庁の実施した調査※2によると、フリーランスになる前の職業に関する質問で、「中小企業の役員・正社員」と回答する人が最も多くて6割弱を占めることがわかりました。続いて「大企業の役員・正社員」と回答する人が2割弱となっています。
つまり、全体の80%近くの人が会社員を経験してからフリーランスになっているということです。
参照(※2):フリーランスの実態
副業を始める
未経験の場合、フリーランスとしていきなり独立するのではなく、副業としてフリーランスの仕事を受けるとよいでしょう。本業で収入を確保している状態であれば、単価が低い案件であっても全体の収入が極端に低くなるということにはなりません。
単価の低い案件であっても経験を積むことで、将来的に高単価の案件を獲得できるようになる可能性が高まります。まずは練習のつもりで未経験向けの案件を受けることもできます。
そのため、将来的にフリーランスとして独立を目指す方は、まず会社員として働き、サイドジョブとしてフリーランスの仕事を行うとよいでしょう。ただし、副業に関しては企業によって方針が異なるので、副業はそもそも許されているのか、どの程度働いていいのかなど、細かい規定がないかどうか確認することが大切です。
スキルアップをする
未経験のフリーランスはスキルアップをすることで、高単価の案件を受けられる可能性が高まります。たとえ未経験であっても実践力があることを証明できれば、クライアント企業も仕事を任せてくれるのです。
ただし、実践力があることを証明するためには、ポートフォリオなどを作成する必要があるので、ポートフォリオの制作をサポートしてくれるスクールなどに通うのもよいでしょう。
他には、参考書や動画で勉強したり、メンターをつけたりなど、様々な方法でスキルアップを目指せます。
スキルアップして高単価の案件を獲得しよう