近年、フリーランスに転身する人やフリーランスとして副業を行う人の数が増加しています。エンジニアやプログラマー、デザイナー、ライター、イラストレーターなど、フリーランスが活躍する業界や職種は様々です。
実際にどのような業界でフリーランスの数は増えているのでしょうか?また、職種によって働き方に差はあるのでしょうか?
本記事では、フリーランスが多い業界の具体例と職種ごとの働き方を解説します。この記事を読むことで、フリーランスに対するニーズの高い業界や職種について理解を深めることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスは増加傾向
近年、フリーランス人口は急激な拡大を見せています。ランサーズ株式会社が実施した調査※1によると、2021年時点でフリーランスは日本に1670万人存在するということが明らかになりました。
2018年時点のフリーランス人口と比較すると、500万人以上フリーランスが増加していることがわかります。また、労働人口の24%をフリーランスが占めていることを意味するのです。
フリーランスの経済規模も著しい成長を遂げており、2020年と比較すると約10兆円増加しており、過去最大の経済規模となっています。将来的にもフリーランス市場は成長していくことが予想されます。
参照(※1):フリーランス実態調査 2021
フリーランスが多い業界とは
IT・クリエイティブ業界
IT・クリエイティブ業界の成長に伴い、フリーランスに対するニーズも高まっています。近年は、「DX化推進」が多くの企業の間で叫ばれており、ITに関する人材の重要度が増しているのが現状です。
例えば、エンジニアやプログラマー、Webデザイナーなどの職種のニーズは高い傾向にあります。
また、創造性やセンスが必要になるクリエイティブな職種への需要も高まっており、フリーランスとしての仕事を通して自己実現をしたい方も多く見受けられます。
クリエイティブな職種の代表例として、イラストレーターやライター、デザイナーなどの職種が挙げられるでしょう。IT・クリエイティブ業界における代表的な職業の働き方について確認しましょう。
エンジニアの働き方
エンジニアとしてフリーランスの働き方を実現する人が多く見受けられます。フリーランスエンジニアにも様々な種類があり、システムエンジニアやプログラマー、Webエンジニアなどに細分化されます。
特に、テレワークで仕事を行いやすいWebエンジニアは人気のある職業といえるでしょう。エンジニアの中には、企業に赴いて会社員と同じようにプロジェクトに参加する常駐型のフリーランスも存在します。
さらに、フリーランスエンジニアは高収入を目指しやすい職種の一つです。専門的な知識が必要になり、クライアント企業からの需要が高い傾向にあります。
フリーランスエンジニアに関する詳細に関しては、以下の記事で紹介していますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
イラストレーターの働き方
イラストレーターとしてフリーランスの仕事に従事する人も多く存在します。フリーランスイラストレーターは、制作会社やデザイン会社等に勤めるイラストレーターより、自分のやりたい仕事を獲得しやすく、自己実現がしやすい働き方といえるでしょう。
一方、フリーランスイラストレーターは、イラストレーターとしての個性がより求められる傾向にあり、スキルや実績がないと仕事を獲得できずに収入が安定しにくいというデメリットがあります。
フリーランスイラストレーターには「illustrator」や「photoshop」などの使用経験が必要なケースがほとんどです。そのため、未経験からイラストレーターを目指す方は、まずはスキルを身につける必要があります。
フリーランスイラストレーターに関して、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ確認してみてください。
ライターの働き方
高い人気を集めるクリエイティブな職種の一つとして、ライターが挙げられるでしょう。一概にライターといっても、コラムニストやWebライター、コピーライターなど、様々な種類が存在します。
特に、テレワークで活動しやすいWebライターの案件は多くあり、フリーランスとしてWebライターの仕事に従事する人が多く見受けられます。
ライターとして活躍するには、基本的なライティング技術だけでなく、HTMLの知識や画像編集スキル、SEOに関する知識が求められることもあるので、これからライターを目指す方はスキルアップを目指すことが大切です。
ライターに関する情報は以下の記事にまとめていますので、ライターの働き方に興味がある方はご参照ください。
コンサルティング業界
コンサルティングは営業やマーケティング、広報などあらゆる業界でニーズのある業界・職種です。現在は、働き方が多様化するのに伴い、フリーランスとして活躍するコンサルタントが増加しています。
特にコンサルティング業界での実績や勤務経験があるフリーランスへの需要が高い傾向にあるので、ある程度会社で経験を積んでからフリーランスに転身する人も多く見受けられます。
コンサルティング業界でフリーランスとしての仕事を受注するには、専門的な知識や実績が重視されることを覚えておきましょう。
フリーランス市場のニーズを把握しよう
近年はフリーランス人口は急激に拡大しており、将来的にもフリーランス市場は成長していくことが予想されます。今回紹介したIT・クリエイティブ業界、コンサルティング業界以外にも、マーケティングや採用、広報など様々な領域でフリーランスに対するニーズは高まっています。
フリーランス市場のニーズを把握しながら、好条件の仕事を獲得しやすい働き方を目指すことが大切です。当サイトでは、フリーランスに役立つ情報を紹介していますので、他の記事もぜひチェックしてみてください。