自由な時間に好きな場所で働けるフリーランス。そんな自由な働き方に憧れて、フリーランスに転身することを考えている人もいるのではないでしょうか？
今回の記事では、会社員からフリーランスを目指している方に向けて、フリーランスになるまでのステップと準備するべきものを解説します。準備が足りていないと失敗してしまう可能性があるため、どのような準備が必要か事前に把握しておきましょう。
この記事を読むことで、まず何から始めればいいか分かるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスの働き方を実現するためには準備が重要
会社員からフリーランスになる場合、事前に準備しておくべきことが多数あります。準備が不十分だと、フリーランスとして安定した収入を得るのは難しいため、事前に準備を進めておくことが重要です。
例えば、フリーランスになってから社会保険はどうするのか、税金はどのように支払うのか、仕事はどのように獲得するかなど、考えるべきことが山ほどあります。実際に、まず何から手をつけていいか分からないという方もいるのではないでしょうか？
次の章でフリーランスになるまでのステップを紹介しますので、一つひとつ準備を完了させていきましょう。
会社員からフリーランスになるまでのステップ
ステップ1：退職の手続き
フリーランスに転身することを決めたら、会社の退職手続きを行います。退職するタイミングを考慮して、2〜3ヶ月前には退職する旨を会社に伝えましょう。会社側も新しく人材を配置する必要があるので、最低でも1ヶ月前までには伝えておくと親切です。
法律上では退職の意志を伝えるのは原則2週間前までと定められていますが、就業規則で退職を伝えるタイミングが定められている場合もあるので、円満に退職するためにも事前に就業規則を確認しておきましょう。
退職の意志を伝えた後は、後任の従業員に業務の引き継ぎを行い、退職届などの準備を進めます。退職日までにパソコンや会社用携帯等の返却を行いましょう。
ステップ2：社会保障の手続き
健康保険
フリーランスになった際に、健康保険をどうするか考えましょう。会社の時に加入していた保険を継続するのか、国民健康保険に加入するのか、家族の扶養に入るか選ぶことができます。保険料などを確認して最適な方法を選択してください。
なお、国民健康保険に切り替える場合は、退職日の翌日から14日以内に手続きを行う必要があります。スムーズに手続きを完了させるために、健康保険加入に必要な書類を市区町村のホームページで確認しておきましょう。退職証明書や健康保険資格喪失証明書などの書類が必要なケースが多いです。
年金
年金に関しては、国民年金に加入するのが一般的です。国民年金は20歳以上60歳未満の国民に加入することが義務付けられている年金制度になります。市区町村の国民年金窓口で手続きを行いましょう。国民健康保険と同様に退職証明書や身分証明書などを用意する必要があります。
会社員の場合、年金や保険料は給与から天引きされますが、フリーランスの場合は自分で年金や保険料を支払う必要があるため、支払い方法も併せて確認しておきましょう。
ステップ3：仕事を探す
フリーランスとして生計を立てるには、仕事を獲得する必要があります。会社員時代のコネクションを使ったり、インターネットで案件を探したりして、仕事を探しましょう。
クライアントや企業がフリーランスと契約を結ぶ際は、履歴書や職務経歴書の他、ポートフォリオが必要なケースがあります。会社員の時に培ったスキルをアピールする場合、どのようなプロジェクトに携わったか、どのような業務を行っていたか、分かりやすくまとめておきましょう。
仕事を獲得する方法について以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
フリーランスになる前に準備が必要なアイテム
フリーランスになる前に準備しておくべきアイテムは以下の通りです。
- パソコン
- Wi-Fi
- デスク
- 椅子
- 名刺
- 事務用品
クライアントとWeb会議やオンライン面接を行うことがあるため、パソコンはカメラとマイクが内蔵された製品を選ぶと良いでしょう。内蔵されてない場合、取り付けできるカメラとマイクを用意する必要があります。
パソコンの用意ができたら、チャットツールやWeb会議システム、会計ソフトなどのセッティングを行いましょう。ビジネスツールを活用することで、スムーズに仕事を進めることができます。
さらに、仕事用の口座を開設しておくと良いでしょう。仕事とプライベート用の口座を分けることで、確定申告などを効率的に完了することができます。
会社員からフリーランスになる場合の注意点
フリーランスとして仕事を得るまでに、時間がかかる可能性があることを覚えておきましょう。クライアントはフリーランスと契約を結ぶ際にスキルや経験を重視します。
そのため、フリーランスとしての経験がないと、案件を獲得できないことがあるのです。
そこで、会社員のうちに副業としてフリーランスの仕事を始めることをおすすめします。ある程度ベースを作っておくことで、独立していきなり仕事がないという事態を避けられるためです。
まとめ
フリーランスになる前に準備をしっかりと行っておくことで、スムーズに仕事を進めることができます。
退職する際は遅くても1ヶ月前までに退職の旨を会社に伝えましょう。退職後は、健康保険や年金などの加入手続きを済ませて、仕事探しに取り掛かります。パソコンや事務用品など必要なアイテムを準備して、仕事ができる環境を整えてください。
また、仕事を継続的に得られるようになるまで時間がかかる可能性があります。そのため、まずは副業から仕事をスタートさせることをおすすめします。当サイトでは、フリーランスに関する情報を発信していますので、他の記事もご参照ください。
