「フリーランスの働き方とは?」「仕事を獲得するにはどうすればいい?」と疑問をお持ちのフリーランスを目指している方に向けて、フリーランスの働き方について解説します。勤務時間や収入など、仕事を開始する前に確認しておくべきことが多数あります。今回の記事では、フリーランスの代表的な仕事例や、仕事を獲得する方法を紹介しますので、フリーランスにおける働き方や仕事へのイメージを掴みたい方は必見です。
フリーランスの働き方とは:代表的な仕事
フリーランスは仕事ごとに契約を結び報酬を得る働き方を指します。副業として始めるタイプから、個人事業主までフリーランスにおける働き方のタイプは様々です。
フリーランスとしての仕事は、労働基準法の適用外となっています。そのため、勤務時間は個人によって異なり、自分で働き方を調整することが必要です。
Lancersが2018年2月に行なった調査(※1)では、フリーランスの経済規模は拡大傾向にあり、個人の収入に関しても生産性が向上していることが明らかになりました。
さらに、同調査によるとフリーランスの平均年収は「186万円」となっており、400万円以上収入を得ている割合は「16%」となっています。
参照(※1):フリーランス実態調査2018
フリーランスの代表的な仕事は以下の通りです。
エンジニアの仕事
フリーランスの中でもエンジニアは比較的年収が高い職種です。
エンジニアには様々なタイプがありますが、オンラインでのやり取りがメインとなるWebエンジニアはフリーランスとして働きやすいと言われています。
フリーランスエンジニアの職種例は以下の通りです。
- フロントエンドエンジニア
- WordPressエンジニア
- システムエンジニア
- iosエンジニア
- Webプログラマー
コンピューターシステムの開発や、機能を実装するプログラミングなど仕事内容は多種多様です。
Webデザイナーの仕事
WebデザイナーはWebページのレイアウトやデザインを行う職種です。
Webページのビジュアルはユーザーの企業に対するイメージに大きく影響を与えるため、企業の希望やブランディングに基づいてページの設計を行います。
IllustratorやPhotoshopを利用して、ロゴやアイコンなどの制作を行うだけでなく、UIを考慮したデザインを設計する必要があるため、幅広い知識やスキルが要される仕事です。
ライターの仕事
エンジニアやWebデザイナーと比較すると専門知識を要さないため、ライターはフリーランスの中でも目指しやすい職種です。記事の本数や、文字数に基づいて報酬を得る仕組みになっています。
現在はWebコンテンツの記事を執筆するWebライターが多く存在し、企業が運営するオウンドメディアの記事や、アフィリエイトサイトの記事などをメインに執筆します。
他にも、エッセイや評論などを執筆するコラムニストや、キャッチコピーを考案するコピーライターなど、ライターの種類は様々です。
翻訳家の仕事
フリーランスとして翻訳家の仕事を行っている人が多くいます。企業から原稿やテキストを受け取り、期日までに翻訳作業を行う仕事です。
英語から日本語に和訳したり、日本語を中国語で表記し直したりなど、自分の持つ言語スキルを活かして仕事を行います。
特に、2言語以上話せるバイリンガルやマルチリンガルへの需要が高い職種といえるでしょう。
フリーランスの働き方とは:仕事を獲得する方法
フリーランスが仕事を獲得するにはどうすればいいのでしょうか。
仕事を獲得する方法を紹介します。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングとは、不特定多数の個人に対してインターネット上で業務を発注するシステムです。成果物によって報酬を得られ、単発で仕事を請け負います。
幅広いスキルのフリーランスを対象とするため、企業側は質の高い業務を発注しづらく、フリーランスは好条件の仕事を獲得するのが難しいと言われています。
求人サイトを介して企業と契約する
求人サイトから応募して企業と契約を結ぶ方法です。ポートフォリオや履歴書を提出し、企業と面接を行って、仕事を発注してもらいます。
クラウドソーシングと比較すると、定期的にコンタクトを取り合うため、フリーランスと企業間の結びつきが強くなりやすく、安定した収入を得やすいです。
SNSから問い合わせする
SNSの普及に伴い、SNSを介して企業とコンタクトを取るケースも見受けられます。
主にTwitterやInstagramなどのSNSから「〇〇募集」といったハッシュタグを検索し、案件を見つけるのが一般的な流れです。
クラウドソーシングを利用する際に企業は利用料金を支払う必要があるため、無料で利用できるSNSで案件の依頼を行う企業が増えています。
そのため、SNSでの発信力があるフリーランスは受注を受けやすくなるのです。
知人から企業に紹介してもらう
以前働いていた企業や知人との繋がりを活用して、案件を紹介してもらうフリーランスも多く存在します。企業はクラウドソーシングやSNSなどを利用して案件を依頼する際に、依頼相手を深く知らないため、完全に信頼することができません。
しかし、人間性やスキルなどがすでに分かっている相手であれば、安心して発注することができます。
そのため、知り合いを通して案件を依頼したいという企業は多いのです。
まとめ
クラウドソーシングやSNSを利用する、求人サイトを通して企業と契約を結ぶなど、フリーランスとして仕事を獲得する方法は様々です。自由な働き方と安定した収入を両立するために、自分に合った方法で仕事の獲得を目指しましょう。