転職かフリーランスに転身するべきか。自由な働き方を目指す前に確認すべきポイントを紹介

  • 2021年9月1日
  • 2021年8月29日
  • 転職

会社員として転職するべきか、フリーランスに転身するべきか迷っている方に向けて、転職とフリーランスに転身する、それぞれのメリットを解説します。会社員からフリーランスに転身する人はどれくらい存在するのでしょうか?

また、フリーランスになる前に確認しておくべきポイントも併せて紹介しますので、フリーランスの自由な働き方を目指している方は参考にしてみてください。

会社員からフリーランスに転身する人の割合とは

転職かフリーランスに転身するべきか。自由な働き方を目指す前に確認すべきポイントを紹介_1

中小企業庁が実施した「フリーランスの実態」※1によると、フリーランスになる前の職業について集計ので、「中小企業の役員・正社員」と回答する人が最も多く、56.5%に及ぶことが明らかになりました。続いて、「大企業の役員・正社員」と回答した人が15.3%、「パート・アルバイト」と回答した人は9.1%という結果です。

つまり、一度正社員を経験してからフリーランスに転身する人は、7割近くに及ぶことが分かります。従って、会社である程度経験を積んでから、スキルを活かしてフリーランスになる人が多いことが予想されます。

実際にスキルや経験が不足している状態でフリーランスとして独立してしまうと、収入を安定させるのが難しいため、まずは正社員として経験を積む人が多くいるのです。

参照(※1):フリーランスの実態

転職のメリット

転職かフリーランスに転身するべきか。自由な働き方を目指す前に確認すべきポイントを紹介_2

会社員に転職するメリットとして、収入が安定しやすい点が挙げられるでしょう。

フリーランスは案件によって収入が変動するため、安定した収入を得ることは簡単なことではありません。一方で、会社員は収入が安定しやすいだけでなく、ボーナスが発生するため、貯金もしやすいのが特徴的です。

また、会社員に転職することで、社会保障や福利厚生、年金制度なども利用できます。フリーランスが利用できるのは国民年金のみになりますが、会社員の場合は国民年金に加えて、厚生年金がプラスされ、老後に受け取る年金額が多くなります。

さらに、納税に関する手続きも会社が代行してくれるので、確定申告を自分で行う必要がありません。そのため、生活を安定させたい人や、税金や社会保障に関する手続きを自分でやりたくない人は、会社員に転職することをおすすめします。

フリーランスに転身するメリット

転職かフリーランスに転身するべきか。自由な働き方を目指す前に確認すべきポイントを紹介_3

フリーランスに転身するメリットとして、自由な働き方を実現できる点が考えられるでしょう。フリーランスには労働関係法令が適用されないため、労働時間や定休日などが定められていません。

そのため、仕事量に合わせて自分の好きなスケジュールで働くことができます。また、働く場所や時間帯にも制限がないため、会社員と比較すると働き方の自由度は極めて高いといえるでしょう。

さらに、フリーランスに転身することで、収入アップを目指すことができます。ランサーズが実施した調査※2によると、「あなたが、雇用によらない自由な働き方を始めた理由は何ですか?」という質問に対して、「収入の拡大のため」と回答した人が51%という結果になりました。

しかし、スキルや経験がないと、条件の良い案件を獲得するのは難しいため、まずは十分なスキルを身につけることが大切です。

参照(※2):フリーランス実態調査 2021

パンダくん
パンダくん
フリーランスの働き方におけるメリットとデメリットについて、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

正社員とフリーランスを比較!それぞれの働き方におけるメリットとデメリットとは

フリーランスの働き方を目指す前に確認すべきポイント

転職かフリーランスに転身するべきか。自由な働き方を目指す前に確認すべきポイントを紹介_4
パンダくん
パンダくん
フリーランスに転身する場合、どのような準備を進めればいいのでしょうか?この章では、フリーランスの働き方を目指す前に確認すべきポイントを確認していきましょう。

ポイント1:生活資金を確認する

まず生活を送るのに十分な資金があるか確認しましょう。フリーランスとしていきなり独立する場合、安定した収入を得るのは極めて難しいです。そのため、一定期間の生活資金を確保しておく必要があります。

収入を安定させるまでに時間がかかるので、副業からフリーランスの仕事をスタートする人も多いです。継続して案件を獲得できるようになってから、フリーランスとして独立することができます。しっかりと収入面の計画を立ててから、フリーランスに転身しましょう。

ポイント2:カードの申し込みやローンの契約を済ませる

多様な働き方が推進されていますが、フリーランスに対する社会的信用はまだ高いとはいえません。

フリーランスがクレジットカードの申し込みやローンを契約する際、審査が通らない可能性があります。フリーランスは収入が安定しにくく、審査が厳しくなるためです。 一方で、会社員のクレジットカードの申し込みやローンの契約をスムーズに完了できます。

そのため、フリーランスに転身する前に、契約関係を完了させておきましょう。フリーランスになるタイミングと契約にかかる時間を考慮して、契約関連の計画をしておくことが大切です。

ポイント3:健康保険と年金について確認する

フリーランスに転身する前に、健康保険と年金について確認しておきましょう。会社に所属している場合、保険金や年金は会社が給与から天引きして代わりに支払ってくれますが、フリーランスの場合は自分で支払う必要があります。

健康保険に関しては、退職時に加入していた保険を継続するか、国民保険に加入するか選択できるので、保険料などを考えて加入する保険を選びましょう。また、会社員の場合は保険料の一部を会社は負担しますが、フリーランスは全額自分で支払う必要があります。

さらに、会社員は厚生年金と国民年金の二重構造が採用されていますが、フリーランスの場合は国民年金のみです。そのため、老後に受け取れる年金の金額が少なくなる可能性があるので、貯金を計画的に実施していきましょう。

まとめ

今回の記事では、フリーランスに転身するべきか、会社員に転職するべきか悩んでいるという方に向けて、フリーランスと会社員のメリットと、フリーランスの働き方を目指す前に確認すべきポイントを紹介しました。

 

会社員は、収入が安定しやすいだけでなく、社会的信用が高く、クレジットカードの申請やローンの契約をしやすい点がメリットに挙げられます。一方、フリーランスは好きな時間と場所で働くことができ、収入アップを目指せます。

 

それぞれの働き方にメリットとデメリットがあるので、自分に合うワークスタイルを考えて、フリーランスになるべきか判断しましょう。また、フリーランスになる前に、生活資金や契約関係、健康保険、年金などについて確認しておくことが大切です。


パンダくん
パンダくん
>PANDAフリーランスは、フリーランスで生き抜きたい方へ、お役立ち情報を配信します!

PANDAフリーランスは、フリーランスで生き抜きたい方へ、お役立ち情報を配信します!

CTR IMG