正社員とフリーランスを比較!それぞれの働き方におけるメリットとデメリットとは

「フリーランスと正社員の収入は?」「フリーランスになるメリットとデメリットとは?」と疑問をお持ちの方に向けて、正社員とフリーランスの働き方を比較します。

フリーランスは場所や時間にとらわれずに仕事を行えるため、自由な働き方に憧れる人が多いですが、収入や案件獲得など、フリーランスに転身するにあたっての懸念を抱えている人も多いのが実情です。自分に合った働き方を理解するためにも、正社員とフリーランスのメリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう。

今回の記事では、フリーランスから正社員を目指すためのステップについても併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

正社員の働き方

正社員とフリーランスを比較!各働き方のメリットとデメリットとは_1

正規社員とも称される正社員は、非正規社員と区分されて扱われている雇用形態です。一般的には、労働契約の期間が定められていない、フルタイム、直接雇用などの条件に該当する従業員が正社員と呼ばれています。

正社員の働き方は、ある特定の企業に所属して就労規則に従って働くスタイルです。正社員には労働基準法※1が適用されるため、基本的に1日に8時間、1週間に40時間を超えてはいけません。

休日に関しては、毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を取得する必要があります。また、6ヶ月間継続勤務して8割以上を出勤した人には10日の有給休暇が与えられます。

参照(※1):厚生労働省「労働時間・休日」

正社員の働き方におけるメリット

正社員の働き方のメリットとして以下の点が挙げられます。

  • 収入が安定する
  • 社会保障が手厚い
  • 社会的に信頼されている
  • 研修制度があらかじめ用意されている

フリーランスは基本的に成果報酬であるため、働いた分の給料が得るスタイルですが、正社員の場合は毎月安定した給与が支給されます。

さらに、有給制度も活用できるため、体調不良などの時も収入を得ながら給与を受け取れますが、フリーランスの場合は体調不良で仕事ができないと給与が発生しません。

また、正社員は社会保障も充実しています。健康保険料は企業が一部負担してくれるだけでなく、会社員は国民年金に厚生年金が上乗せされるため、将来受け取れる年金がフリーランスよりも多くなります。

他にも、社会的信頼度が高い、研修制度を利用できるなどの点がメリットとして考えられるでしょう。

正社員の働き方におけるデメリット

正社員の働き方におけるメリットを紹介しましたが、デメリットには何が挙げられるでしょうか?

  • 就業時間が決まっている
  • 場所に制約がある
  • 人間関係に気を遣う
  • 飲み会などに参加する必要がある

正社員の最大のデメリットとして考えられるのは、就業時間や働く場所に制限があるという点でしょう。ただしフレックスタイムや時短勤務、テレワークなどを積極的に採用する企業も多く見受けられるようになったため、正社員の働き方における自由度は改善されつつあります。

また、会社に所属する場合、基本的にチームや部署単位で仕事を進めるため、人間関係に気を遣わなくてはいけません。チームで仕事ができることは人によってはメリットですが、1人で働きたいという人にとってはデメリットです。

また、会社の風潮にも異なりますが、飲み会が頻繁に行われる場所では、人間関係が気になり断れないという人も多くいます。

フリーランスの働き方

正社員とフリーランスを比較!各働き方のメリットとデメリットとは_2

フリーランスは特定の企業に所属せずに案件ベースで仕事を行う働き方です。業務委託で仕事を行い、納期までに案件を完成させます。フリーランスは労働基準法に適用されないため、働く時間や場所の自由度が高い点が特徴に挙げられるでしょう。

近年、フリーランス人口は増加傾向にあり、将来的にもフリーランスの人数が増えていくことが予想されます。また、ランサーズの実施した「フリーランス実態調査 2021」※2によると、2021年の時点でフリーランス全体の人口は1670万人となっており、労働人口の24%を占めています。

新型コロナウイルスの影響もあり、多くの人が自分の働き方を見直して、フリーランスに転身する人や、副業を始める人が増えたのです。

参照(※2):「フリーランス実態調査 2021」

フリーランスの働き方におけるメリット

フリーランスの働き方のメリットは以下の通りです。

  • 場所や時間に制約がない
  • 自分で仕事を決められる
  • 人間関係に気を遣わない
  • 収入がアップする可能性
  • スキルや経験が身につく

インターネット環境さえ整備されていれば、場所や時間にとらわれずに働ける点は、フリーランスの最大の魅力といえるでしょう。実際に、物価の安い地方に移住して働いているフリーランスや、場所を転々として働くフリーランスなど、自分に合った働き方を実現しています。

また、企業とやり取りは行うものの、正社員よりも人間関係に気を遣う必要ありません。そのため、人間関係によって生じるストレスを感じない働き方を実現可能です。

さらに、好条件の案件を獲得できれば、収入がアップする可能性やスキルや経験が身につくことがあります。

フリーランスの働き方におけるデメリット

フリーランスの働き方のメリットを紹介しましたが、デメリットは次の通りです。

  • 収入が安定しない
  • 将来設計を慎重に行う必要がある
  • 社会的信用度が低い
  • 1人で働く必要がある

フリーランスは自分で仕事を獲得して、案件を完了させたら収入が発生するため、収入が安定しません。月によって収入が大きく異なることもあり、経済的に不安定になる可能性があります。

また、基本的に国民年金と国民健康保険に加入しますが、正社員と違って雇用年金に加入しないため、将来受け取る年金が少なくなる可能性があることを知っておきましょう。そのため、将来に備えて定期預金や、資産運用、民間の年金サービスを利用する人も多いです。

さらに、社会的信用度が比較的低く、ローンやカードなどの契約を結ぶ際に、スムーズに手続きを完了させられないことがあります。
チームではなく、1人で働くワークスタイルも人によってデメリットとなり得るでしょう。

まとめ

今回の記事では「フリーランスと正社員の働き方の違いとは?」「フリーランスに転身するべき?」と疑問をお持ちの方に向けて、フリーランスと正社員のメリットとデメリットについて解説しました。

フリーランスは正社員よりも時間や場所にとらわれずに自由な働き方を実現できます。収入が不安定になる、社会的信用度が低いなどのデメリットもあるため、自分が重視するポイントを意識して、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。

パンダくん
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