スマートフォンの普及に伴って、SNSを利用する人が増加しました。フリーランスの中には、SNSを利用して仕事を獲得している人も存在します。
今回の記事では、フリーランスがSNSで仕事を獲得する方法について徹底解説しますので、InstagramやTwitterなどのSNSをフリーランスの営業用に使用したいと考えている人は必見です。
フリーランスがSNSを活用する際の注意点も紹介しますので、参考にしてみてください。
フリーランスの働き方:SNSを活用する方法
フリーランスの中には、SNSを活用して仕事を獲得している人がいます。また、クライアントと連絡を取る際もSNSのメッセージ機能を利用する人も多いです。
総務省の「第1部 特集 データ主導経済と社会変革」※1によると、LINE、Facebook、Twitter、mixi、Mobage、GREEのいずれかを利用している20代の割合は、2016年の時点で97.7%ということが明らかになりました。電話やメールに代行する連絡手段として、SNSが一般化しているのです。
SNSは無料で利用できるサービスがほとんどで、企業としては利用料金がかかる求人サイトやクラウドソーシングを利用するよりも、コストを抑えてフリーランスを探すことができます。
参照(※1):第1部 特集 データ主導経済と社会変革
方法1:ハッシュタグで案件を探す
フリーランスがSNSを活用する方法として、ハッシュタグから案件を探す手段が挙げられます。自分の職種や業界に関係しているハッシュタグ検索を行うことで、案件を提示しているアカウントや、求人情報を掲載している企業に辿り着くことがきます。
SNSの投稿や紹介文に案件内容や、求人情報が掲載されていることが多いので、内容を確認してコンタクトを取りましょう。
また、直接案件などの情報を投稿していない場合でも、企業ページに飛ぶと、案件を募集しているケースがあります。そのため、仕事を得るためには、自分の行っている仕事と関連のあるキーワードをチェックすることが重要です。
方法2:ダイレクトメッセージを送信する
企業にアプローチをする際に、ダイレクトメッセージを利用する方法が考えられます。自分の専門としている仕事と関連した事業を展開している企業をSNSで探して、メッセージを送信するのです。
しかし、メッセージを確認してもらえなかったり、案件を依頼してもらうまでに時間がかかったりなどの可能性があります。自分の持つスキルと企業が求めているスキルが一致してそうな企業を選ぶことが大切です。
方法3:ポートフォリオのURLを公開する
SNSを利用するメリットとして、自分の作品を公開することができます。特にデザイナーの場合、どのようなデザインを手掛けてきたか受注先にアピールすることが可能です。
また、ライターをしているフリーランスの中には、自分の執筆した記事のURLをSNS上で公開する人も多くいます。関連したテーマのコンテンツ制作を考えている企業は、ライターの実績が確認できるので、声をかけやすくなります。
このように、SNSはポートフォリオのように活用することができて、自分の持つスキルを発信する場所として便利なツールです。
方法4:SNS自体を仕事にする
SNSを活用するフリーランスの中には、SNS自体を仕事にしている人も存在します。具体的な業務内容を述べると、コンサルティング、企画、SNSマネージメントや、ブランディング、運用代行などが代表的です。
しかし、SNSを仕事にするには、インフルエンサーとしての実績や、企業でのSNS運用の経験が求められるため、SNSに関連した仕事をしたことがある人に限られます。
そのため、今までのSNSを使用した業務経験を活かしたいという人は、SNS自体を仕事にすることを視野に入れて仕事を探しましょう。
フリーランスがSNSを活用する際の注意点
プライベートと仕事を分けにくくなる
フリーランスの仕事でSNSを活用する際に、プライベートと仕事の境目がなくなってしまう懸念があります。
「SNSで仕事を探していると、気づいたら趣味のコンテンツを見ていた」「プライベートの投稿がしづらい」といったように、SNSはプライベートでも使用するものなので、切り替えが上手くできないのです。
そのため、プライベートと仕事を切り分けたい場合は、アカウントを分けて使用することをおすすめします。仕事とプライベートの区別をつけやすくなり、フリーランスの仕事に集中しやすくなります。
アカウントを複数作成するのも時間がかからないので、まずはアカウントをもう一つ作るところから始めましょう。
情報の開示に細心の注意を払う必要がある
顧客・契約先の企業に関する情報や、納品後の成果物に関する取り扱いに注意する必要があります。SNSで安易にクライアントに関する情報を掲載してしまうと、トラブルの元になる可能性が高いからです。
例えば、「こんな企業と契約を結んで仕事をしています」「クライアントが公開する前にデザインを披露します」などの情報を投稿してしまい、契約違反になってしまったというケースも見受けられます。
契約時にしっかりと内容を確認して、ルールを守ってSNSを使用することが大切です。
しかし、ルールを守った上でSNSを活用すれば、フリーランスとしての実力や経験をアピールすることができます。そのため、SNSマナーをしっかりと守り、投稿する前にはダブルチェックして情報に問題がないか確認するようにしましょう。
まとめ
スマートフォンの普及に伴って、ほとんどの人がSNSを利用するようになりました。そんなSNS社会で、フリーランスの仕事をSNS上で見つける人も多く存在します。ハッシュタグやメッセージ機能を利用して、企業とコンタクトを取りましょう。ただし、プライベートと仕事の区別がつきにくくなる可能性があるので注意してください。