自由な時間に好きな場所で働けるフリーランス。実際にフリーランスがどれくらいの時間活動しているのか気になる方も多いのではないでしょうか?フリーランスには様々なタイプが存在し、職種や仕事内容、契約期間などによって、活動時間は個人によって大きく異なります。
本記事では、フリーランスの平均活動時間を解説します。この記事を読むことで、フリーランスがどれくらいの時間働いているのか理解できるようになります。
フリーランスの定休日や平均活動期間、フリーランスになる前の職業、フリーランスの活動を始めたきっかけなど、様々なトピックを扱いますので、フリーランスの働き方に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
フリーランスの1日における平均活動時間
中小企業庁が実施した調査※1によると、フリーランスが1日に活動する平均労働時間は「7時間余り」であることが明らかになりました。内訳では、「8時間」と回答した人が最も多く、全体の23.9%を占める結果となっています。
続いて「6時間」と回答した人の割合が14.8%、「5時間」と回答した人の割合が12.9%、「10時間」と回答した人の割合が12.0%となっており、個人によって働く時間が大きく異なることがわかります。働く時間に個人差が見られるのは、フリーランスのタイプや仕事内容、契約内容などによって活動時間に差が生じるためです。
また、フリーランスの平均活動と会社員の労働時間を比較すると、フリーランスの方が活動時間が短いことが伺えます。ここまでフリーランスの平均活動時間を説明しましたが、フリーランスの定休日についても確認しましょう。
参照(※1): フリーランスの実態
フリーランスの定休日
上記で紹介した調査※1によると、フリーランスの定休日に関する質問で「不定休(特に決まっていない)」と回答した人の割合が76.6%を占めることがわかりました。
「土日及び祝日」と回答した人の割合が21.8% 、「平日の特定曜日」と回答した人の割合が1.6%であることから、定休日を設けているフリーランスも一定数存在します。
しかし、多くのフリーランスは定休日を設けずに、仕事量やプライベートの予定に合わせて休みを取得しているようです。やはり、会社員と比較すると自分のスケジュールで働く曜日を決定できるので、自由度が高い働き方といえるでしょう。
一方、フリーランスの中には休みを取得せずに仕事をしている人も一定数見受けられます。
フリーランスの平均活動期間
先ほど紹介した調査※1によると、フリーランスとしての活動期間に関する質問では、「10年以上」と回答する人の割合が最も多く、全体の49%を占めることが明らかになりました。
つまり、フリーランスとしてキャリアを積んでいる方が約半数を占めているということです。
「5年〜10年未満」と回答した人の割合が21%、「3年〜5年未満」と回答した人の割合が12%、「2年〜3年未満」と回答した人の割合が8%という結果になりました。
しかし、新型コロナウイルスの影響により、副業としてフリーランスを始めた人が増加したことを踏まえると、フリーランスとしての活動期間が2年未満の割合が増加していることが予想されます。
フリーランスになる前の職業の活動期間
同調査※1では、フリーランスになる前の職業の活動期間に関する質問で、回答者全員の平均は「11年余り」であることがわかりました。
内訳を見ると「5年未満」と回答した人の割合が25.5%、「5年以上10年未満」と回答した人の割合が24.0%、「10年以上15年未満」と回答した人の割合が21.3%となっています。
フリーランスになる前の職業における活動期間に関しては、個人によってバラつきがあることが伺えます。ただし、平均活動期間が約11年であることを考えると、ある程度前職の経験を積んでからフリーランスとして独立する人が多いことが予想されます。
実際にフリーランスとして活躍するにはスキルや実績があることが重要です。そのため、まずは会社員等で経験を積んでからフリーランスを目指す人が多いと考えられます。
フリーランスの活動を行っている理由
時間や場所に制約ないから
先ほど紹介した中小企業庁の調査※1によると、フリーランスとして働いている理由に関する質問で、「仕事をする時間や場所の自由度がある」と回答した人の割合が全体の70.1%を占めることがわかりました。
やはり、フリーランスの働き方は自由度が高く、その点をメリットに感じて活動している人が多いようです。
もちろん、フリーランスの中には会社に常駐して働いている人も存在し、必ずしも全員に当てはまる訳ではないですが、インターネットの環境さえ整っていれば、好きな場所から仕事を進められます。
また、納期に間に合うのであれば自分の好きなペースで仕事を進めることが可能で、自分のライフスタイルにあった時間帯に業務を行えるのです。
自分の好きなことを仕事にできるから
続いて、「自分の好きな仕事をできる」と回答した人の割合が64.4%であることから、自己実現のためにフリーランスとして活動している人も存在することがわかります。
実際にフリーランスは自分でやりたい仕事を選ぶことができます。クライアント企業とコンタクトを取りながら、どのような仕事を行っていくか決められる点はフリーランスのメリットといえるでしょう。
会社ではチームで仕事を行うことが多く、決められた業務が割り振られることがほとんどです。もちろん、能動的に働く機会もありますが、やはり自己実現という意味ではフリーランスの方が自由度が高いといえます。
自分にあった働き方を目指そう
フリーランスは活動時間だけでなく、定休日や働く場所も自分でマネジメントできる自由な働き方です。自分にあった働き方を実現したいという方は、フリーランスという働き方を選択することをおすすめします。
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