最近耳にすることが増えた「フリーランス」という言葉。何となくイメージはできるけど、具体的にフリーランスがどのような働き方であるかわからない方も多いのではないでしょうか?
フリーランスとは、業務ベースでクライアント企業と契約を結ぶ雇用によらない働き方を意味します。働き方が多様化するのに伴って、近年は会社員からフリーランスに転身する人が多く見受けられるようになりました。
本記事では、フリーランスの働き方について簡単に説明していきます。この記事を読むことで、フリーランスの働き方に対して具体的にイメージできるようになり、自分がフリーランスの働き方にあっているか判断できるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもフリーランスとは?
そもそもフリーランスとは何を指すのでしょうか?結論から述べると、フリーランスとは、業務ベースで契約を結ぶ雇用によらない働き方のことを指します。よく個人事業主と混同されることがありますが、個人事業主は働き方ではなく、「税務上の区分」のことです。
近年、働き方が多様化するのに伴って、フリーランス人口は急増しています。ランサーズ株式会社が実施した調査※1によると、フリーランスは2021年時点で1670万人存在することが明らかになりました。
「フリーランスとして好きなことを仕事にしたい」、「自分のスキルを最大限に活かせる働き方を選びたい」など、フリーランスを目指す理由は個人によって様々ですが、場所や時間にとらわれないフリーランスの自由な働き方に憧れている人が多くいます。
具体的にフリーランスはどのようなワークスタイルで働いているのでしょうか?次章からフリーランスの働き方を簡単に説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
参照(※1):フリーランス実態調査 2021
フリーランスの働き方を簡単に解説!
働き方1:労働時間
中小企業庁が実施した調査※2によると、フリーランスの1日あたりの平均労働時間は「7時間程度」であることがわかりました。
ただし、「8時間」と回答した人の割合が最も多く、全体の23.9%を占めています。続いて、「6時間」と回答した人の割合が14.8%、「5時間」と回答した人の割合が12.9%、「10時間」と回答した人の割合が12.0%という結果になりました。
以上の結果から、フリーランスの労働時間は個人によって大きく異なることがわかります。また、仕事量や仕事以外のスケジュールによって1日の労働時間が大きく変動することも多くあることが予想されます。
参照(※2):フリーランスの実態
働き方2:場所
日本政策金融金庫が実施した調査※3によると、フリーランスが働く場所に関する質問に対して、「自宅の居室」と回答した人の割合が61.1%に及ぶことが明らかになりました。
つまり、多くのフリーランスは自宅で働いているということです。また、「自宅の居室」と「自宅併設の事務所・作業場等」の回答をあわせると、合計で75.3%のフリーランスが職住一致であることがわかりました。
フリーランスは自宅で仕事をすることで、オフィス代を節約できるだけでなく、移動にかかる時間や移動費も節約することができます。
しかし、回答者の中には「自宅と独立した事務所・作業場等」や「顧客から指示された場所」、「業務用の車両」と回答した人も一定数見受けられました。実際に、企業に常駐して働くフリーランスや、集中できる環境を求めてオフィスを設置しているフリーランスも存在します。
参照(※3):フリーランスの実態
働き方3:給料
先ほど紹介した中小企業庁の調査※2によると、フリーランスの手取り年収は「100万円〜300万円未満」と回答した人の割合が最も多く、全体の36.8%を占める結果となりました。
続いて、「100万円未満」と回答した人の割合が23.1%、「300万円〜500万円未満」と回答した人の割合が22.7%となっています。
「1000万円以上」と回答したフリーランスも一定数見受けられることから、フリーランスの手取り年収は個人によって大きく異なることがわかります。フリーランスの給料は契約内容や仕事内容、フリーランスのもつ技術、実績、プロジェクト期間によって異なり、優秀なフリーランスほど給料が高くなる傾向にあります。
また、フリーランスの中には給料が安定しないことに対して不安を感じている人も少なくありません。クライアント企業から好条件の仕事を獲得するには、実践的なスキルや実績、コミュニケーション能力などが求められます。
スキルアップに関して、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
理想的な働き方を実現しよう
実際にフリーランスの人口は急激に拡大しており、将来的にもフリーランスの自由な働き方を目指す人が増加していくことが予想されます。
常駐タイプのフリーランスはオフィスに赴くことが多いですが、基本的にフリーランスは自宅の居室で働くことが多いようです。また、時間や給料に関しては個人によって大きく異なり、働き方は人それぞれであることが予想されます。
これからフリーランスを目指すという方は、フリーランスのメリットだけでなくデメリットをしっかりと理解した上で準備を進めることが大切です。当サイトでは、フリーランスに関するお役立ち情報を発信していますので、ぜひ参考にしてみてください。